■著者:信田 さよ子■出版社:KADOKAWA【内容紹介】最大の政治団体、家族と国家による暴力。日々、私たちはそれに抵抗している。
家族は、以心伝心ではなく同床異夢。DV、虐待、性犯罪。最も身近な「家族」ほど暴力的な存在はない。
イエは「国家のミニチュア」に陥りやすいのだ。その中で、私たちは日々格闘している。いわんや、被害の当事者は闘い続けている。
絶え間ない加害に対し、被害者がとる愛想笑いも自虐も、実はサバイバルを超えたレジスタンスなのだ。
エスケープでもサバイバルでも、レリジエンスでもない。
私たちはレジスタンスとして、加害者に後ろめたさを抱かせる――。
被害を認知することは服従ではなく抵抗だ■家族は無法地帯である■愛情交換という暴力■家族における暴力の連鎖は権力による抑圧委譲■報道では虐待だけが選ばれて強調される■殴られれば、誰もがDV被害者と自覚するわけではない■被害者は不幸の比較をしてしまう■父のDV目撃が息子をDV加害者に陥らせる■被害者支援に加害者へのアプローチは必須だ■彼らの暴力は否定するが人格は尊重する【著者プロフィール】信田 さよ子(のぶた・さよこ)1946年岐阜県生まれ。公認心理師・臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業、同大学大学院修士課程家政学研究科児童学専攻修了。駒木野病院勤務を経て、1995年に原宿カウンセリングセンター設立。日本公認心理師協会理事、日本臨床心理士会理事などをつとめる。アルコール依存症、摂食障害、DV、子どもの虐待をはじめ、親子・夫婦関係、アディクション(嗜癖)に悩む人たちやその家族、暴力やハラスメントの加害者、被害者へのカウンセリングを行っている。著書多数。
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