■著者：小木曽宏
■出版社：生活書院 【内容紹介】 子どもから子どもへの「性を介した暴力の連鎖」を絶つために！ 児童福祉施設という閉鎖的な空間で起こる「性的問題」は、性衝動や性的欲求だけの問題ではなくそのほとんどが児童間の力関係から生じる――。その「暴力」「支配」、そしてその結果として生じる「被害」「加害」関係をいかに防ぎ減らしていくか。10余年におよぶ研究と実践の中から生まれた必携のハンドブック。 【著者プロフィール】 小木曽 宏（おぎそ・ひろし） 1954年生まれ。国立武蔵野学院付属児童自立専門員養成所卒業。千葉県児童自立支援施設・児童相談所指導員、淑徳大学総合福祉学部准教授、児童養護施設・房総双葉学園施設長などを経て、現在、東京経営短期大学こども教育学科特任教授。 著書に、『現場に生きる子ども支援・家庭支援――ケース・アプローチの実際と活用』（生活書院、2007）、『児童自立支援施設これまでとこれから――厳罰化に抗する新たな役割を担うために』（編著、生活書院、2009）、『施設における非行臨床――児童自立支援事業概論』（共著、明石書店、2014）、『新版 子ども家庭福祉』（共著、建帛社、2019）、『地域子ども家庭支援の新たなかたち――児童家庭支援センターが繋ぎ・紡ぎ・創る地域養育システム』（編著、生活書院、2020）など。